2010年7月18日日曜日

7/18、水のゆくえー連鎖する水声講演会、美術家さんと漁師さん

本日の水のゆくえ-連鎖する水声プロジェクト、関連講演会のゲストスピーカーは、美術家で、京都造形芸術大学と成安造形大学で非常勤講師をされている石川 亮さんと、琵琶湖で漁師をされている田中清司さん、清水秀之さん。

石川さんは、ご自身の作品で近江の涌水を使用されており、近江の水源を詳しく調査されているとのこと。現在石川さんが訪ねられた80箇所の水源から、水源を以下の3つに分類、いくつかの例を紹介してくださいました。
 1.生活用水として使用されているもの。(町の共同の洗い場など)
 2.社寺仏閣の水。(御神水、手水)
 3.環境と一体となっているもの。(ビオトープ、湧水公園など)
また、これらの水源は非常にローカルなもの(特定の地域に限定されているもの)ですが、生命の根源であり、生命全体へともつながっているものだということをおっしゃっていました。


漁師の田中さん、清水さんは琵琶湖でえり漁をして暮らす中から感じる生態系の変化や人間と琵琶湖の関係についてお話しくださいました。



本来は日本にいないはずの外来種、ブラックバスやブルーギル。
それらが琵琶湖に入り込んだことでどう生態系が変化したか。
また、それを持ち込んだのは人間であることなど。



現役漁師さんの話を聞くめったにない機会。参加者から積極的な質問や意見が出されました。

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