3階ワークルームにて、作曲家デビッド・ダン氏によるマイク制作のワークショップが行なわれました。
ダン氏は「音楽を作る」という作曲ではなく、世界を聴覚によって認識するという観点から音を扱っています。そのため、さまざまな音を聞くために多くのマイクを自作しています。
たとえば、水中の音響を聴くための
ハイドロフォン、巣の奥のアリなど隠れた場所の小さな生物の音を聴くための
挿入型マイクロフォン、人間の可聴域を越えた周波数を捉える
ウルトラサウンド・トランスデューサー、木にさし込み樹皮の中の音を聴くための
ヴァイブレーション・トランスデューサーなど。
同じ機能を持った市販のマイクもありますが、それらは格段に高く、簡単には手に入れられません。しかし、ダン氏の考案したマイクは驚く程安い素材で、手軽に作ることができます。
それによって、多くの人が音を聴く機会に接することができることが重要なのでしょう。
本日のワークショップでは、木に差し込むヴァイブレーション・トランスデューサーを作成しました。
出来上がったマイクを持ち帰った参加者たちは、いったいどのような音を聞くことができるのでしょうか?
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