2010年3月23日火曜日

メンバーリサーチ / クリティカル・アート・アンサンブル

クリティカル・アート・アンサンブル(Critical Art Ensemble=以下、CAEと表記) は、1987年にフロリダで結成された五人のアーティストによる団体。
メンバーそれぞれがコンピューター・グラフィック、ウェブデザイン、映像、写真、テキストアート、ブックアート、パフォーマンスなどさまざまなメディアの技術を有した専門家だ。
結成当時より、彼らはアート・批判理論・科学技術・政治的アクティビズムに関心を寄せ、展示やパフォーマンスなどの活動・発表の場は街角、美術館、インターネット上と、国境を越えて多岐に渡って展開している。


生存のエシックスへの参加に関しては、7月10日の国際シンポジウムにCAEメンバーのひとりであるスティーブン・カーツ氏が来日予定だ。

そのカーツ氏に関して、彼らCAEにとってだけではなく、社会での芸術の在り方を根本から問うような重大な契機となる出来事が2004年に起こった。
当初より、CAEはバクテリアに関心を寄せ、対象とした活動を始めていた。その折、妻が自宅にて突然死しているのをカーツ氏が発見し、救急隊に連絡する。
駆けつけた救急隊はカーツ氏の家にあった実験器具などを見て、カーツ氏がバイオテロを目論んでいたのではないかと疑い、内密にFBIに通報した。
FBIは「バイオテロリズム」の容疑でカーツ氏を拘束、のちに裁判となった。その後、カーツ氏は無罪となったものの、実験器具や資料の押収など多大な被害を被った。

この事件は、アーティストの表現の自由を押さえつけるアメリカの悪法について、世界中の美術関係者に論争を巻き起こした。


エシックスでは、CAEが関心を寄せるバクテリアから生命科学や医療の問題、それに関わる「知と権力」といった観点からのアプローチを行なう。生命科学や医療に関しては京都大学医学部チーム、「知と権力」という観点からはジミェフスキとつながる部分があるだろう。
どういった滞在・プレゼンテーションがなされるのか、期待したい。

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これは展覧会場にいろいろな実験器具を持ち込んでブースを作り、来場者がもちこんだ食品が遺伝子組み換えされた食料かどうかを調べられるという作品。

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