2010年3月16日火曜日
琵琶湖疎水、通水の撮影
1月6日より停水していた琵琶湖第一疎水が約二ヶ月ぶりに開門します。
プロジェクトチームより井上・松井、また協力者の穴風さん・西尾さん・前田さんがその様子の撮影に向かいました。
撮影ポイントは4ヵ所。(右図のオレンジの○印のところ)
1. 大津関門
2.第一トンネル東口(入り口)
3.第一トンネル西口(出口)
4.四ノ宮船だまり~諸羽トンネル
5.第三トンネル西口(蹴上船だまり)
停水し、土砂のしゅん渫及び河床,護岸石積みの漏水等の補修工事などが行なわれた水路に、約二ヶ月ぶりに水が流れ込みます。
急激に水を流し水位を上げるのはよくないので、通常は6トン(流速約2m/s)の水が流れるところが、今回は2トンの水を約1.5m/sで流していきます。
大津始点から蹴上船だまりまで、約9026mの水路=約6017sec=約100分かけて水が流れ込みます。
私は蹴上船だまりの撮影ポイントにて、流れ込んでくる水を待っていました。
さて、10時に大津始点で開門、蹴上へとやってきました。
疎水事務所の係の方が既に数人集まっています。
水路上の橋の上にカメラをセットし、待機、水がやってくるのを待ちます。11時の時点。時30分頃、「そろそろ来るよ」という係に教えていただきました。
少しずつ水位が上がるのが、水路の壁を見ているとわかります。
洪水のように水が一気に流れてくるのではなく、変化はゆっくりとしたものでしたが、川や水路の水は常に流れているもの、という先入観のためか、水を待ち受けることに不思議な感覚がありました。今までは「流れている」という状態として見ていたものが、「流れる」物質でもあったことに気づかされるような。
ちょっとおもしろい体験でした。
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