2010年7月9日金曜日

本日、ミシガン大学「未来の家政学」デモンストレーションが行なわれます。

スマイルスキャン・ロボットに変身したキッチン用品達が、実際にどのような動作を見せるのかデモンストレーションを行います。

日時:7月9日(金)14:00-14:30
費用:無料

どうぞお越し下さい!!

2010年7月8日木曜日

クリティカル・アート・アンサンブル、パフォーマンス

7月8日、美術館前にて出品作家スティーブ・カーツ氏(クリティカル・アート・アンサンブル)によるパフォーマンス「Concern Citizens of Kyoto」が行なわれました。
このパフォーマンスは、美術館前にてビールと煙草を無料で配布するというもの。
また、ビールと煙草を渡す際、同時に開会式の招待券のコピーも渡されました。


パフォーマンスの前日、3Fワークルームにてレセプション招待券のコピーやチラシを作成。


パフォマンス当日の朝、ビールと煙草の買い出しへ。


昼食時には、[無料ビール FREE BEER , 無料タバコ FREE CIGARETTES]と、配布時間、配布場所を記載したチラシを作成し、アーティストによるパフォーマンスではなく、ビールと煙草が無料ということだけを伝え、三条大橋、河原町、木屋町、市役所前などの人通りの多い街中で配布しました。


市役所前広場でくつろいでいる人、町中に遊びに来ている人、橋の下に住むホームレスの人などにもチラシを渡しました。


夕方、開会式に招待された人が次第に集まる中で、無料配布のチラシを受け取った人や、興味を持った通りすがりの人々が冷えたビールと煙草を求めて集まりはじめました。


内覧会が始まる前には、美術館前で大勢の人がビールや煙草や談笑を楽しんでいました。



このパフォーマンスの目的は美術館と観衆の制度を人々(アーティスト/美術館/観衆)に問い直すことです。
パフォーマンスを行なったCAEのスティーブ・カーツ氏は京都国立近代美術館の建築を最初に見た印象が、病院や監獄のイメージだったと言いました。
そして展覧会で紹介されているものの是非を人々に問う前に、まず招待された人々や関心を持った人々ではなく、もっと一般の人々が来ることが必要だと感じ、その仕掛けとして無料でビールと煙草を配布するこのパフォーマンスを行ないました。

また、集まった人々には「なぜ無料で配られているのか?」を考えることで金銭を媒介にした交換(資本主義)を、普段美術館に来ない人々(美術館に来る人はある程度の知識を持ち、文化的なことに関心を抱いているとして)が来ることで、暗黙のうちに美術館から排除されている人々(美術館にふさわしくないとされている人)がいるのではないかということを、問いかけました。

そしてもうひとつ重要な意図は、集まった人々がその「なぜ?」について話し合いはじめることです。つまり、公共とはいえど暗黙の支配がなされている空間に、オープンな相互関係を築く場を展開することです。

実際、パフォーマンスを行なっている間に集まった人々/美術館スタッフ/アーティストの間でいくつもの対話がなされました。
特にビールや煙草と一緒に配布したコピーのレセプション招待券について、「これで入場することは可能か?」「可能でないならばそれはなぜか?」ということに様々な意見がありました。
このことは、入場料を支払わなければ作品を鑑賞できない=低所得者は美術館が紹介するような芸術には接することができないという美術館の在り方そのものを考えることかもしれません。

水のゆくえ、プロジェクトの進行

プロジェクトチーム、中ハシ克シゲ+井上明彦が担当する水のゆくえプロジェクト。
このプロジェクトに関しては展覧会開催以前より、琵琶湖疎水に関係するプロジェクトとしてこのブログでもお伝えしてきました。
詳しくはこちら。

このプロジェクトは会期中にも制作が行なわれるワーク・イン・プログレスの作品でもあります。

美術館前で製作中の井上明彦氏担当のアクアカフェ @KCUA Café。

制作には、さまざまな人々が関わっています。本日は京都市立芸術大学陶磁器専攻の長谷川先生が助っ人に参加。


また、開会式でもある本日は、シクロクリーンを用いて琵琶湖疎水を浄化、来客に振る舞うというパフォーマンスも行われました。
シクロクリーン=自転車搭載型緊急用浄水装置は自転車を漕ぐことで水を濾過する装置。
災害時の緊急の飲料水確保の手段として期待されています。
※詳しくはこちら→災害用浄水器・シクロクリーン

自転車を漕ぐだけで飲料水に…
生命の維持に欠かせない水だからこそ、シンプルな方法が必要なのでしょう、

この日、実際に試飲を行った方の中には、濾過前のバケツに入った琵琶湖の水をみて「これ、本当に飲めるの?」と懐疑的な方もいらっしゃいましたが、自分たちがいつも飲んでいる水はいったいどこからどうやってめぐってくるのかを考えるきっかけになったのではないでしょうか?

開会式が行なわれました。

大勢の方が訪れてくださり、内覧会・開会式は大盛況でした。


美術館前。CAEのパフォーマンスが行なわれ、美術館前にさまざまな人が集まりました。

17:30の開館とともに、美術館に人が流れ込んでいきました。



2010年7月7日水曜日

明日はいよいよ開会式です。

搬入・展示作業も大詰めです。


正面玄関前、水のゆくえ:アクアカフェプロジェクト @kcua Cafeはずいぶん作業が進んでいます。


と思えば、突然の大雨で作業中断、ファサードで雨宿り。

二重軸回転ステージは天井よりプロジェクター4台を投影するための調整が行なわれていました。


こちらは遺伝子組み換え劇場の展示作業。


コピー機、本棚、黒板、作業台が運び込まれたこの展示室はワークルームとして来場者が自由に使える場所。いまはまだ真新しいですが、これからワークショップが行なわれたり、教室になったりとさまざまに変化していく予定。


いよいよ翌日に開会式を控え、全体の展示のバランスの最終打ち合わせが行なわれていました。
一般公開は7月9日より。どうぞみなさまお越し下さい。

2010年7月2日金曜日

搬入が始まっています。

展覧会まで一週間を切りました。作品や装置の運び込み、会場の仕込みが始まりました。

美術館正面玄関には、京都芸大・井上明彦氏によるアクアカフェの建設が始まりました。
また、京都芸大にて実験を重ねた高橋 悟氏、松井紫朗氏による二軸回転ステージも解体され、美術館へ運ばれてきました。

展覧会・シンポジウムに参加の海外在住作家の来日も始まっています。

















2010年6月15日火曜日

メンバーリサーチ/井上明彦

作家、京都市立芸術大学准教授。1984年、京都大学大学院博士課程中退、1995年より京都市立芸術大学美術学部助教授(造形計画)、2006-07年、文化庁新進芸術家在学研修(フランス・パリ)。主な個展/アートプロジェクトに、「方形の水」(ギャラリーすずき、2004年)、「新開地アートブックプロジェクト」(神戸市、2000年)、「AgarAgar」(TeNBA-A、2000年)、「大佐町光の記憶」(岡山県大佐町、2000年)、「Another Water-めぐるもの」(大阪市平野区、1997年)、主なグループ展/コラボレーションに、「八つの課題」(ギャラリーヤマグチ・クンストバウ、2007年)、「invisible ear」(CASO、2004年)、主な編著に『宇宙飛行士インタビュー集:宇宙への芸術的アプローチ最終成果報告書2』2005年ほか。

また、2005年より京都市立芸術大学学生や地域住民と芸大のある西京区大枝でのアートプロジェクトを開始している。
今回の"水のゆくえーアクアカフェ"プロジェクトは、この大枝アートプロジェクトや、土の家プロジェクトと関連して見ることもできる。

井上明彦氏bloghttp://peuleu2.exblog.jp/
大枝アートプロジェクトブログhttp://oeap.exblog.jp/
土の家 プリュブログhttp://plusap.exblog.jp/