2010年7月20日火曜日

水のゆくえ,連鎖する水声/本多和夫さん講演


今日は、平安神宮の禰宜で、毎日神苑の生物の様子を観察されている本多さんに来て頂きました。
本多さんは、22年間,神苑に棲む、鳥、魚,獣、昆虫、両生類など,多様な生態系を観察されてきました。氏は,この多様さは一種の攪乱によって、保持されているとか、、。そのままの自然の中では、攪乱はあまり起こらず、数種類の定まった種しか残らないそうです。では、神苑の攪乱とは、掃除や枝刈りなのだそうです。適度に掃除をすることが、コツだそうです。70名いる平安神宮の職員は、鳥の死骸,ケモノの足跡,新しい鳥の鳴き声など、ちょっとした変化も本多さんに知らせ、この生態系のゆくえを見守っています。愛に溢れた、そしてユーモア一杯の講演でした。

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